出エジプト記 17:1-7 リビングバイブル (JLB)

1.  さて、神様の命令に従って、人々はシンの荒野をあとにし、無事レフィディムへ旅を続けました。 ところが着いてみると、また水がありません。

2.  またもや、人々の不満が爆発しました。 「水はどこだ? 水をくれーっ!」 人々はわめきます。「静かにっ。 いいかげんにしろ。 いったいどこまで神様が忍耐してくださると思ってるんだ。」 モーセはしかりつけました。

3.  しかし、のどの渇きに苦しむ人々には、いっこうに効き目がありません。 「なんだと? おまえこそ、なぜおれたちをエジプトから連れ出したんだ! 子供たちや家畜もいっしょにこんな所まで連れて来て、あげくの果てに殺そうなんて、ひどいじゃないか。」

4.  モーセは神様に願いました。 「どうしたらよろしいのでしょう。 今にも私に石を投げつけて殺しかねない有様です。」

5-6. 「長老たちを引き連れ、おまえが先頭に立ってホレブ山(シナイ山)まで人々を導きなさい。 わたしはそこの岩のところでおまえに会う。 岩をおまえの杖、ナイル川を打ったあの杖で打ちなさい。 すると水があふれ出て、みなに十分行き渡るだろう。」 言われたとおりにすると、水が吹き出しました。 

7. モーセはその場所を、マサ〔「神様を試みる」の意〕と名づけました。 時には、メリバ〔「議論」あるいは「争い」の意〕と呼ぶこともあります。 というのは、この場所で人々が、「神様はわれわれを助けてくれるのか、どうなのか」と神様と言い争い、神様が自分たちを殺すかどうか試みたからです。

15-16. モーセは祭壇を築き、それをアドナイ・ニシ〔「神様は私の旗」の意〕と呼びました。モーセは言いました。 「神様の旗を掲げなさい。 こののち何代にもわたり、神様がアマレク人と戦ってくださる。」

出エジプト記 17