7. その輝かしい御力によって主は立ち向かう敵をすべて滅ぼした。主の怒りの火は激しく、彼らはわらのように燃え尽きた。
8. 主が息を吹きかけると、水は真っ二つに分かれた!水は壁となってそそり立ち海を二つに分けた。
9. 敵は言った。『あとを追え。 やつらを滅ぼせ。剣のえじきにし、戦利品を分け合おう。』
10. だが、それもつかの間、風が巻き上がり、海が彼らをのんだ。彼らは大海に沈んだ、まるで鉛のように。
11. 主のような神がほかにいるだろうか。主のようにすばらしく、聖なる方がほかにいるだろうか。奇蹟を行なわれる主のようにたたえられ、恐れられる神がほかにいるだろうか。
12. 主が手を伸ばすと、大地は彼らをのみ込んだ。
13. 自ら買い取った国民を、主は導いてくださった。聖なる地にやさしく導いてくださった。
14. 国々はこの話を聞いておののく。ペリシテ人は恐れ、
15. エドムの王たちは驚きまどい、モアブの君たちは震え上がり、カナン人は恐怖のとりことなった。
16. だれもが驚き恐れた。主の大きな力を恐れ、敵もわれわれを襲わない。主が買い取った国民は何の心配もなく外国人の間を通る。
17. 主はその国民を導き、神の山に植えてくださる。恐れ多くも、主ご自身の地われわれのために備えてくださった聖なる地に。
18. 主は永遠に世界を治める。」
19. エジプト王の馬と騎手と戦車は、海の中を進もうとしました。 しかしその時、水の壁はくずれ、彼らの頭上におおいかぶさったのです。 そしてイスラエル人は、かわいた地を渡りました。
20. この時、アロンの姉で女預言者のミリヤムが、タンバリンを手に、女たちの先頭に立って踊り始めました。
21. ミリヤムは歌いました。「主の勝利をたたえ、心から喜び歌おう。主は馬も人も海に投げ込んだ。」
22. このあとモーセは人々を率いて、紅海からさらにシュルの荒野へ出ました。 三日間、水のない日が続きました。
23. やっとマラに着きましたが、水はあるものの、苦くてとても飲めません。 それで、マラ〔「苦い」の意〕という名がついたのです。