21. ミリヤムは歌いました。「主の勝利をたたえ、心から喜び歌おう。主は馬も人も海に投げ込んだ。」
22. このあとモーセは人々を率いて、紅海からさらにシュルの荒野へ出ました。 三日間、水のない日が続きました。
23. やっとマラに着きましたが、水はあるものの、苦くてとても飲めません。 それで、マラ〔「苦い」の意〕という名がついたのです。
24. 人々はモーセに不平を言いました。 「何とかしてくれ。 のどが渇いて死にそうだ。 このままじゃ、いよいよ最期だな。」
25. モーセは神様に助けを求めました。 すると、神様は一本の木を示し、それを水に投げ入れなさいと命じるのです。 そのとおりにすると、水は甘くなりました。このマラで、神様は、人々がどれだけ献身的にご自分に仕えるかを試そうと、次のような条件を出しました。
26. 「もしもおまえたちがわたしに従い、正しいことを行なうなら、エジプト人を悩ませた病気で苦しまなくてすむようにしよう。 わたしはおまえたちの病を治す主だ。」
27. 一行は、やがてエリムに着きました。 そこには泉が十二と、なつめやしの木が七十本ありました。 その泉のそばで、人人は野営しました。