1-2. さて、神様がモーセに与えた指示はこうです。 「イスラエル人の長男と家畜の初子とは、みなわたしにささげなさい。 わたしのものなのだから。」
3. モーセは人々に言いました。 「この日こそ、永遠に記念すべき日、エジプトの奴隷の鎖から解放された日だ。 神様がすばらしい奇蹟を起こして救い出してくださったのを、忘れないようにしよう。だから、毎年この出来事を記念して祭りを祝う時には、イースト菌を使ってはならない。
4-5. 毎年、一月半ば(太陽暦の三月末)のこの日を、エジプト脱出の記念日としよう。 きょうから、神様があなたがたを、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ヒビ人、エブス人の国、つまり先祖たちに約束された、『乳と蜜の流れる』国へ導いてくださるのだ。
6-7. 七日間は、イースト菌抜きのパンしか食べてはならない。 イスラエル国内ではどこでも、家の中にイーストがあってはならない。 そして、七日目に神様のための祭りを盛大に祝う。
8. 毎年その祭りのたびに、子供たちに祝いの意味を説明しなさい。 エジプトを脱出する時、神様がどんなすばらしいことをしてくださったかを記念する祭りだからだ。
17-18. こうしてついに、王はイスラエル人を行かせることになったのです。さて、エジプトから約束の地へ行くには、ペリシテ人の地を通るのがいちばん近道でしたが、神様は別の道を通るようになさいました。 道中ずっとペリシテ人と戦うのは、つらいことです。 エジプトを出るとき一応武装はしていましたが、人々はがっかりして、またエジプトへ帰ってしまうかもしれません。 そこで紅海を通る荒野の道へ行かせたのです。