出エジプト記 13:10-17-18 リビングバイブル (JLB)

10.  それで、この出来事を毎年一月半ばに祝わなければならない。 

11. 神様がずっと昔、先祖たちに約束した地、今カナン人が住んでいる地に導いてくださったあかつきには、 

12. どの家の長男も、どの家畜の初子も、それが雄であれば、みな神様のものだということを忘れてはならない。 みな神様にささげなさい。 

13. ろばの初子の場合は、身代わりに子羊や子やぎをささげることができる。 つまり、神様から買い戻すのだ。 そうしない場合は、ろばは殺す。 しかし人間の場合、長男は必ず買い戻さなければならない。

14.  子供たちが、『これはどういう意味?』と聞いたら、こう教えなさい。 『神様がすばらしい奇蹟を行なって、私たちを奴隷生活から救い出してくださったのだよ。 

15. エジプト王はなかなか行かせてくれなかった。 それで神様はエジプト中の家の長男と家畜の初子をみな殺した。 だから私たちもこうして、最初の男の子は家畜も含めて、すべて神様にささげるのだよ。 ただ人間の場合は、いけにえにするわけにいかないので、必ず買い戻すがね。』 

16. もう一度言う。 この祭りを守ることによって、あなたがたが神様の国民であることがはっきりする。 神様の焼き印が額に押されるのと全く同じことだ。祭りを守ることによって、神様の偉大な力でエジプトから救い出された思い出を、新たにするのだ。」

17-18. こうしてついに、王はイスラエル人を行かせることになったのです。さて、エジプトから約束の地へ行くには、ペリシテ人の地を通るのがいちばん近道でしたが、神様は別の道を通るようになさいました。 道中ずっとペリシテ人と戦うのは、つらいことです。 エジプトを出るとき一応武装はしていましたが、人々はがっかりして、またエジプトへ帰ってしまうかもしれません。 そこで紅海を通る荒野の道へ行かせたのです。

出エジプト記 13