18. この月の十四日の夕方から二十一日の夕方まで、イースト菌抜きのパンしか食べてはならない。
19. この七日間、イーストの一かけらも家にあってはならない。 その間にイースト菌の入ったものを食べた者はだれでも、イスラエル人の社会から追放される。 同じ規則は、いっしょに住んでいる外国人にも適用される。 イスラエルに生まれた者と全く同じである。
20. もう一度くり返す。 この期間中はイースト菌を使ったものを食べてはならない。 どこにいても、イースト菌を入れないパンだけを食事に出しなさい。」
21. モーセは、イスラエルの長老全員を呼び集めて言いました。 「さあ、群れの中から子羊を取って来なさい。 一家族に一頭、小人数の場合は数家族に一頭ずつだ。 そして、神様があなたがたを手にかけないで過ぎ越してくださるように、その羊を殺しなさい。
22. その血を鉢に入れ、ヒソプの枝を取って血に浸し、かもいと両側の柱に塗りなさい。 夜の間はだれも外に出てはならない。
23. 神様は、エジプトの国中を巡ってエジプト人を打たれる。 けれども、かもいと両側の柱とに血がついている家は過ぎ越し、『死の使い』が入って長男を殺さないよう、守ってくださる。
24. これは、あなたがたばかりか、子々孫々に至るまで、永遠に変わらない法律だということを忘れるな。
25. 神様の約束の国に入ったら、この過越の祭りを祝いなさい。
26. そのとき子供たちが、『なんでこの祭りをするの。 どういう意味なの』と尋ねるだろう。
27. そうしたらこう答えなさい。 『神様が私たちを過ぎ越してくださったことを記念する祭りだよ。 エジプト人は殺されたが、イスラエル人は無事だった。神様は私たちを滅ぼしに、家へ入ったりはなさらなかったのだよ。』」 人々はみな深々と頭を下げ、神様を礼拝しました。