1. さて、神様はモーセとアロンに命じました。
2. 「これからは今月がユダヤの一月(太陽暦の三月中旬から四月中旬)、暦の中で一番たいせつな月となる。
5. 用意するのは羊か山羊の一歳の雄で、傷のないものでなければならない。
6. まず、この月の十四日の夕方に子羊を殺す。
7. 次に、その血を家々の戸口の両わきの柱とかもいに塗る。 血は、その家で食べる子羊のものを使うこと。
8. その夜は家族全員で、丸焼きにした子羊の肉を、イースト菌抜きのパン、苦味のある野草といっしょに食べなければならない。
9. 肉は生で食べたり煮たりするのではなく、必ず焼くこと。 頭、足、心臓、肝臓もつけたまま丸焼きにするのだ。
10. どの部分でも、翌日まで残しておいてはならない。 夜のうちに食べきれなかったら、残りは焼いてしまえ。
11. 長い旅に備えて旅仕度のまま食べるように。 靴をはき、杖を持ったまま急いで食べる。 以後これを『主の過越の祭り』と呼ぶのだ。