3. モーセとアロンはもう一度、王との会見を申し入れました。「ヘブル人の神、主が言われます。 『いつまでおまえは、わたしの言うことに逆らうのだ。 わたしの国民がわたしを礼拝できるよう、行かせなさい。
6. 宮殿も役人たちの家も、エジプト中の家という家が、全部いなごだらけになる。 エジプトの歴史上、だれも体験したことのない災害になるだろう。』」 そう言いきると、モーセは胸を張って王の前を下がりました。
7. 心配になった宮廷の役人たちは、王に願い出ました。 「私どもを滅ぼすおつもりですか。 それでなくとも、エジプトは雹にやられて、すっかり荒れ果ててしまいました。 もうたくさんです。 どうぞ、連中が行きたいと言うなら、行かせてください。 主とかいう神様でも何でも、好きなように礼拝させてやってください。」
8. モーセとアロンは、王のもとに呼び戻されました。 「おまえたちの言い分はわかった。 出かけて、おまえたちの神、主に仕えるがよかろう。 だが行きたがっているのは、実際のところだれとだれか。」
9. 「若い者も年寄りもみなです。 息子、娘、羊や牛の群れも、ぜんぶ連れて行きます。」 モーセが答えました。 「一家をあげて、この聖なる巡礼に参加するのです。」
10. 「なんだと? 神かけて、子供たちを連れて行くことは許さん。 おまえたちの計略は見えすいている。
11. 全員行くなど、いや決して許さん。 大人の、しかも男だけが出かければすむことだ。 もともとそういう話じゃなかったのか。」 二人は王の前から早々に追い払われました。