出エジプト記 1:12-22 リビングバイブル (JLB)

12. ところが、いくらこき使い、締めつけをきびしくしても、いっこうに効果はありません。 むしろ、前より激しい勢いで人が増え続けるのです。 エジプト人は警戒して、 

13-14. ますますつらい仕事を押しつけました。畑で長時間の重労働をさせたうえに、粘土でれんがを作る激しい仕事もさせる、というぐあいです。

15-16. これほどにしても、まだ効き目がありません。 とうとう王は、シフラとプアというヘブル人(イスラエル人)の助産婦に、ひそかに命じました。 ヘブル人の男の子は生まれたらすぐ殺し、女の子だけを生かしておくようにというのです。 

17. ところが、助産婦たちは神様を恐れていたので、王の命令に従わず、男の子も生かしておきました。

18.  王は二人を呼びつけ、問い詰めました。 「おまえたちは男の子を生かしておくそうだな。 なぜわしの命令に背いたっ!」

19.  「陛下はご存じないでしょうが、ヘブルの女はとても丈夫で、簡単に赤ん坊を産んでしまうのです。 私たちが駆けつけた時には、もう生まれてしまっているのでございます。 エジプトの女と違って出産に手間取らないものですから。」

20.  神様は助産婦たちによくされたので、イスラエル人はさらに増え続け、強大な国民になりました。 

21. 神様を恐れ敬う助産婦たちも、子供に恵まれました。 

22. そこで、王は全国民に、「以後、ヘブル人の赤ん坊は、女の子だけを残して、男の子はみなナイル川に投げ込め」と命じたのです。

出エジプト記 1