1. さてパウロは、クリスチャンを全滅させてやろうと、闘志満々、エルサレムの大祭司のところへやって来ました。
2. そして、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれと頼み込みました。 それは、ダマスコのクリスチャンを、男だろうが女だろうが、見つけしだい縛り上げ、エルサレムに連行するためのものでした。
3. パウロがこの仕事で、ダマスコの近くまで来た時、突然、天からまばゆい光がさっと彼を照らしました。
4. そして、地に倒れた彼の耳に、こう語りかける声が響いてきました。 「パウロ、パウロ。 なぜわたしを迫害するのか。」
5. パウロが、「いったい、どなたですか」と尋ねると、「あなたが迫害しているイエスだ。
6. さあ立って、町に入り、わたしの命令を待て」という答えが返ってきました。
7. 同行していた人々は驚き、口もきけずに立ちすくんでいました。 彼らには、声は聞こえても、イエスの姿は見えなかったからです。
10. さて、ダマスコにはアナニヤというクリスチャンが住んでいました。 主は幻の中で、彼に語りかけました。「アナニヤよ。」「はい。」
11. 「『まっすぐ』という名の通りに行き、ユダという人の家を捜しなさい。 そこにタルソのパウロという人がいて、いま祈っています。