1. ある日の午後、ペテロとヨハネは宮へ出かけました。 日課である午後三時の祈りをするためです。
2. もうすぐ宮だという所で、生まれつき立ち上がることもできない男が運ばれて来るのに、出会いました。 この男は、いつも、宮の「美しの門」のそばに置いてもらい、宮に入る人たちから施しを受けていたのです。
3. 二人が前を通り過ぎようとすると、「だんな様方。 どうぞお恵みを」と、その男が声をかけました。
4. 二人は立ち止まり、男をじっと見つめました。 やがて、ペテロが口を開きました。 「私たちをごらん。」
21-22. この方は、昔からの預言どおり、すべてのものが罪ののろいから救われる時まで、天にとどまっていなければなりません。 たとえば、ずっと昔に、モーセは言いました。 『神である主は、やがて、私と同じような預言者を起こされる。 この方の語ることはすべて注意深く聞け。