使徒行伝 26:16-25 リビングバイブル (JLB)

16. さあ、立ちなさい。 あなたに姿を現わしたのは、あなたを、わたしに仕える者、またわたしの証人として任命するためだ。 あなたは、このことをはじめとして、これからあとも、わたしがあなたに現われて示す多くのことを、世界中に語り伝えなければならないのだ。 

17. 心配はいらない。 あなたを、ユダヤ人からも外国人からも守ろう。 あなたを外国人のところに派遣するのだから。 

18. 人々の目を開き、自分のほんとうの姿に気づかせ、罪を悔い改め、悪魔の暗やみから出て、神様の光の中に生きるようにするために。 わたしを信じる信仰によって、彼らは罪の赦しを受け、きよくされたすべての人たちと共に、神様の相続財産を受けるようになるのだ。』

19. それで、アグリッパ王よ。 私はこの天からの幻に従ったのでございます。 

20. ダマスコを手はじめに、エルサレム、ユダヤ全国、さらに外国人にも、すべての人が罪を捨てて神様に立ち返り、それを良い行ないで示さなければならない、と宣べ伝えてきました。 

21. このために、ユダヤ人は私を神殿でつかまえ、殺そうとしたのです。 

22. しかし神様のお守りがあったので、私は今日まで生きながらえ、身分の高い人にも低い人にも、あらゆる人にこのことを伝えているのです。 私は、預言者とモーセが語ったこと以外、何も話してはおりません。 

23. 私が話しているのは、キリストは苦しみを受け、死人の中から最初に復活して、ユダヤ人にも外国人にも光をもたらす、ということだけです。」

24. ここで突然、フェストが大声をあげました。 「パウロ、気が狂ったかっ! あまり学問に身を入れすぎて、おかしくなったな。」

25. 「何をおっしゃいます、フェスト閣下。 気など狂ってはおりません。 まじめに真理を語っているだけでございます。 

使徒行伝 26