使徒行伝 26:11-19 リビングバイブル (JLB)

11. また、クリスチャンに、キリストを冒涜することばを吐かせるためには手段を選ばず、拷問を加えることもしばしばでした。 それほど激しく反対していた私ですから、遠く外国まで迫害の手を伸ばそうとしたのも、不思議はありません。

12. ところが、何もかも祭司長たちから任され、そのつもりでダマスコに向かう途中、 

13. あれは、ちょうど正午ごろでしたが、太陽よりもまばゆい光が、天から私と連れの者とを照らしたのです。 

14. 私たちはみな、その場に倒れました。 その時です。 私は、ヘブル語でこう語りかける声を聞いたのです。 『パウロ、パウロ。 なぜわたしを迫害するのか。 そんなことをしたら、自分が傷つくばかりだよ。』

15. 『あなた様は、いったいどなたです?』と私は尋ねました。すると主は言われたのです。 『わたしかね、わたしは、あなたが迫害しているイエスだ。 

16. さあ、立ちなさい。 あなたに姿を現わしたのは、あなたを、わたしに仕える者、またわたしの証人として任命するためだ。 あなたは、このことをはじめとして、これからあとも、わたしがあなたに現われて示す多くのことを、世界中に語り伝えなければならないのだ。 

17. 心配はいらない。 あなたを、ユダヤ人からも外国人からも守ろう。 あなたを外国人のところに派遣するのだから。 

18. 人々の目を開き、自分のほんとうの姿に気づかせ、罪を悔い改め、悪魔の暗やみから出て、神様の光の中に生きるようにするために。 わたしを信じる信仰によって、彼らは罪の赦しを受け、きよくされたすべての人たちと共に、神様の相続財産を受けるようになるのだ。』

19. それで、アグリッパ王よ。 私はこの天からの幻に従ったのでございます。 

使徒行伝 26