2. これを聞いただけで、大祭司のアナニヤは、パウロのそばに立っている者たちに、「やつの口を打て」と命じました。
3. パウロは、きっとアナニヤを見すえてやり返しました。 「神様に罰せられるのは、おまえのほうだ。 うわべだけは取りつくろっても、自分でおきてを破っている。 私を打てだと、なんという裁判官か。」
4. 「それが大祭司様に対することばかっ!」 そばにいた者たちが叫びました。
5. 「あの人が大祭司様ですって? それは知りませんでした。 聖書には、確かに『指導者の悪口を言ってはならない』と書いてありますな。」
23-24. それからすぐ、士官を二人呼び、「今夜九時、カイザリヤに向けて出発できるよう準備しろ。 兵士は二百名だ。 それと槍兵二百名、騎兵七十名も同行させろ。 パウロを馬に乗せ、総督ペリクス閣下のもとへ無事に送り届けるのだ」と命じました。