1. エペソの長老たちと別れたあと、私たちはコスに直航し、翌日はロドス、それからパタラへと船旅を続けました。
2. そこで、シリヤのフェニキヤ方面に行く船に乗り替え、
3. キプロス島の南を通ってシリヤに向かい、一たんツロに上陸しました。 ここで船の積み荷を陸上げすることになっていたからです。
4. 上陸すると、クリスチャンを捜し出し、一週間ほどいっしょに過ごしました。 この町のクリスチャンは聖霊のお告げを受け、どうにかしてパウロにエルサレム行きを思いとどまらせようとしました。
10-11. 数日そこに世話になっているあいだに、やはり預言する力のあるアガボという人の訪問を受けました。 この人は、わざわざユダヤから来たのです。 アガボはパウロの帯を取り、それで自分の手足を縛ってから、言いました。 「聖霊様のお告げです。 『この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人からこのように縛り上げられ、ローマ人に引き渡される。』」
37-38. 兵営に連れ込まれようという時、パウロは司令官に、「お話ししたいことがあるのですが」と言いました。 そのことばに司令官は驚いて、聞き返しました。 「おまえ、ギリシヤ語が話せるのか。 じゃあおまえは、数年前、反乱を起こし、四千人の殺し屋を引き連れて荒野へ逃亡した、あのエジプト人じゃないのか。」