使徒行伝 2:18-38 リビングバイブル (JLB)

18. 聖霊は、男女を問わず、わたしに仕える者たちに注がれる。すると、彼らは預言をする。

19. また、わたしは天と地に不思議なしるしを現わす。血と火と煙の雲だ。

20. 主の恐るべき日が来る前に、太陽は暗くなり、月は血のように赤くなる。

21. しかし、主にあわれみを求める者はみな、あわれみを受けて救われる。』

22. ああ、皆さん。 これから申し上げることを聞いてください。 よくご存じのように、ナザレのイエスは、大ぜいの人の前で、すばらしい奇蹟を行なわれました。 神様は、こうして、だれにもはっきりわかるように、イエス様の身元を保証なさったのです。 

23. 神様は、あらかじめ計画したとおり、この方を、あなたがたの手でローマ政府に引き渡し、十字架で処刑することをお許しになりました。 

24. そうした上で、この方を死の恐怖から解放し、復活させたのです。 この方が、ずっと死んだままでいることなど、ありえないことだったからです。

25. ダビデ王は、イエス様のことをこう言っています。『主はいつも私と共におられる。主が私を助け、神の大きな力が私を支える。

26. だから、心は喜びにあふれ、舌は主をほめたたえる。たとい死んでも、私には望みがある。

27. あなたは、私のたましいを地獄に放置せず、あなたの聖なる息子の体を、朽ち果てさせることもない。

28. 私を生き返らせ、あなたの前で、すばらしい喜びにあふれさせる。』

29. 愛する皆さん。 考えてもみなさい。 ダビデはここで、自分のことを語っているわけではありません。 そうでしょう。 ダビデは死んで、葬られ、その墓は今でも、ちゃんと残っているではありませんか。 

30. しかし、彼は預言者でしたから、子孫の一人がメシヤ(救い主)となり、ダビデの王座につくと神が誓われたことは、知っていたのです。 

31. それで、遠い将来を望み見ながら、メシヤの復活を預言しました。 メシヤのたましいは地獄に放置されず、その体が朽ち果てることもない、と語ったのです。 

32. そのとおり、神様はイエス様を復活させました。 私たちはみな、そのことの証人です。

33. 今イエス様は、天で最も名誉ある神の右の座についておられます。 そして、約束どおり、父は聖霊様を送ってくださいました。 その結果、たったいま見聞きしたことが起こったのです。

34-35. いいですね。 ダビデは、決して自分のことを言ったのではありません。 ダビデは天にのぼったことはないからです。 それに、当のダビデが、こうも言っています。『神は私の主に言われた。「わたしがあなたの敵を完全に征服するまで、わたしの右に座っていなさい。」』

36. ですから、イスラエルのすべての人に、はっきり言っておきます。 神様は、あなたがたが十字架につけたイエス様を主とし、キリスト(救い主)とされたのです。」

37. ペテロのことばは、人々の心を強く打ちました。「それじゃあ、私たちはどうすればいいんでしょう。」 あちらからもこちらからも、使徒たちへの質問の声があがりました。

38. ペテロは答えました。 「一人一人が、罪の生活から足を洗って神様に立ち返りなさい。 そして、罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマ(洗礼)を受けなさい。 そうすれば、聖霊様という贈り物をいただけます。 

使徒行伝 2