使徒行伝 18:20-21-28 リビングバイブル (JLB)

4. パウロは安息日ごとに会堂に出かけ、ユダヤ人だけでなく、外国人をも説得しようとしました。 

5. シラスとテモテがマケドニヤから来てからは、全時間をユダヤ人の説得に費やすことになり、イエスこそキリストだと証言しました。 

6. ところが、ユダヤ人たちは反抗し、侮辱を加えるばかりか、イエスのことまで、ひどくののしるではありませんか。 もう我慢はできません。 パウロは、彼らときっぱり縁を切るしるしに上着のちりを払い、こう言い放ちました。 「おまえたちの血の責任は、おまえたちに降りかかれっ! 私のせいじゃない。 これからは、外国人を教えよう。」

7. その後パウロは、テテオ・ユストという外国人の家に泊めてもらうことにしました。 この人は、外国人ながらも神を敬う人で、うまいことに、隣が会堂でした。 

8. 会堂管理人クリスポの一家は、ほかの大ぜいのコリント人と共に主を信じ、バプテスマ(洗礼)を受けました。

9. ある夜、主は幻の中で、パウロにおっしゃいました。 「恐れるな。 語り続けなさい。 やめてはいけない。 

20-21. 「もう少し、いてくださいませんか」と頼まれましたが、そんな余裕はありません。 「せっかくですが、どうしても祭りまでにエルサレムへ行かなければならないので、ちょっと……」と断わるほかありませんでした。 機会さえあれば、また必ず来ると約束して、一行は船旅を続けました。

22. やがて、船はカイザリヤに着き、上陸したパウロは、まずエルサレムの教会を訪問し、皆にあいさつしてから、アンテオケに向かいました。 

23. アンテオケにはしばらくいました。 そのあとまた、トルコへ行き、ガラテヤとフルギヤ地方のクリスチャンを訪問しては、励ましのことばをかけ、信仰の成長に役立つ話をして回りました。

24. そのころたまたま、すばらしい聖書教師で、説教者としても有能なアポロというユダヤ人が、エジプトのアレキサンドリヤからエペソに来ました。 

25-26. アポロは、エジプトにいたころ、バプテスマのヨハネのことと、ヨハネがイエスについて語ったことを聞いた以外、何も知りませんでした。 それでも大胆に、また熱心に「メシヤ(救い主)様がもうすぐ来られます。 お迎えの準備をしなさい」と会堂で説教しました。 プリスキラとアクラも、その力強い説教を聞きました。 二人はあとでアポロに面会を求め、ヨハネの預言以後、イエスの身に起こったことと、その意味を正確に説明してやりました。

27. アポロの希望はギリシヤへ行くことでした。 それには、クリスチャンたちも賛成です。 大いに励まし、ギリシヤのクリスチャンに手紙で、アポロのことをよろしくと伝えました。 ギリシヤに行ったアポロは、神のためにいかんなく有能ぶりを発揮し、教会を励ましました。 

28. また公の場では、ユダヤ人たちをみごとにやり込め、聖書のことばを引用して、イエスこそキリストだと証明しました。イエスの名によるバプテスマ

使徒行伝 18