10. わたしがついている。 だれもあなたに危害を加えることはできない。 この町には、わたしにつく者が大ぜいいる。」
11. パウロは、一年六か月の間、この町にとどまり、神の真理を教えました。
12. しかし、ガリオがアカヤ地方の総督に就任すると、ユダヤ人は徒党を組んでパウロに反抗し、力ずくで総督のところへ引っぱって行き、
13. 「ローマの法律に反するやり方で、神様を礼拝しろと教える不届き者です」と訴えました。
14. パウロが釈明するより早く、ガリオが口を切りました。 「いいか、ユダヤ人諸君。 犯罪事件なら、諸君の訴えを聞きもしよう。
15. しかし、これは何だ。 ことばの解釈とか、人物批判とか、諸君のばかげたおきてに関する事ばかりではないか。 そんなことは、自分たちで始末をつけるがよかろう。 私にはどうでもいいことだし、かかわりになりたくもない。」