1. カイザリヤに、コルネリオという、ローマ軍の士官がいました。 イタリヤ連隊に所属する隊長の一人でした。
2. この人はたいそう信仰があつく、一家そろって神を信じていました。 また、困っている人には惜しみなく施し、実によく祈る人でもありました。
3. ある日の午後、彼は幻を見ました。 午後三時ごろのことで、意識ははっきりしていました。 幻の中で、御使いが現われ、彼のところへ来て、「コルネリオよ」と呼びかけるではありませんか。
4. じっと御使いを見つめていると、なんだか恐ろしくなりました。 「どんなご用でしょうか。」「あなたの祈りも、良い行ないも、神様はすべてご存じです。
5-6. さあ、ヨッパに使いをやって、シモン・ペテロという人を捜させなさい。 海岸沿いの皮なめし職人シモンの家にいます。 彼に、ここへ来てくれるように頼みなさい。」
7. 御使いが姿を消すとすぐ、コルネリオは使用人二人と、神を敬う側近の兵士一人とを呼び寄せました。
36-37. イスラエル人に伝えられた神様のすばらしい知らせのことは、すでにお聞きおよびでしょう。 全人類の主である救い主イエス様によって、私たちが神様と和解できるということです。 この教えは、バプテスマのヨハネが語り始め、ガリラヤからユダヤ全土に広まりました。
40-41. しかし神様は、三日後にイエス様を復活させてくださいました。 そしてそのことを、一般の人にではなく、神様があらかじめ選んでおられた特定の証人に、示してくださったのです。 私たちは復活したイエス様とお会いして、いっしょに食事もしました。
46-47. しかし、疑う余地のない事実です。 人々は自由に他国のことばで話し、神を賛美していたからです。「私たちと同じく、聖霊様を受けた以上、この人たちにバプテスマ(洗礼)を授けることに、だれも反対できません。」 こうきっぱり言いきると、