2-3. 誓ったとおりに王に従いなさい。 いつでも、どんないやなことであっても、義務から逃げようとしてはなりません。 王は不従順な者に罰を加えるからです。
4. 王の命令は大きな権力に裏打ちされているのですから、それに逆らったり、疑問を差しはさんだりできる者はいません。
5. 従順にしていれば罰せられることもありません。りこうな者は、自分のことばを実行する、時と方法とを知っています。
6-7. そうです。 すべてのことに時と方法があるものです。 たとい、困ったことが頭上に重くのしかかっている場合でもです。 人は、自分の知らないことが身に降りかかるのを、避けることはできません。
8. だれも、たましいが体から離れるのをとどめることはできません。 だれも、自分の死ぬ日をかってに決めることはできません。 この暗黒の戦いを免れることは、絶対にできないのです。 その場に臨んだら、どんな悪人でも、じたばたしないことです。
9-10. 私は、人々が支配したりされたりして互いに傷つけ合っているすべてのことを、深く考えてみました。 悪者の葬式をすませ、墓地から帰って来る時には、友人たちは故人のした悪事をすっかり忘れています。 それどころか、この男は、生前に多くの犯罪を重ねた当の町で、ほめそやされるのです。 なんとおかしな話でしょう。