1. 知恵を身につけて、物事を正しく判断し、さらに分析し説明できる能力があったら、なんとすばらしいことでしょう。 知恵は人の顔をぱっと明るくし、顔の堅さをほぐします。
2-3. 誓ったとおりに王に従いなさい。 いつでも、どんないやなことであっても、義務から逃げようとしてはなりません。 王は不従順な者に罰を加えるからです。
4. 王の命令は大きな権力に裏打ちされているのですから、それに逆らったり、疑問を差しはさんだりできる者はいません。
5. 従順にしていれば罰せられることもありません。りこうな者は、自分のことばを実行する、時と方法とを知っています。
6-7. そうです。 すべてのことに時と方法があるものです。 たとい、困ったことが頭上に重くのしかかっている場合でもです。 人は、自分の知らないことが身に降りかかるのを、避けることはできません。
8. だれも、たましいが体から離れるのをとどめることはできません。 だれも、自分の死ぬ日をかってに決めることはできません。 この暗黒の戦いを免れることは、絶対にできないのです。 その場に臨んだら、どんな悪人でも、じたばたしないことです。
16-17. 私は知恵を尋ね求めている間に、地上での、休むことのない、人の活動を観察してみましたが、すべてのことを見抜くのは神様だけでした。 自分は何でも知っているんだとうそぶく、知恵のかたまりのような人でも、実はわずかのことさえ知らないのです。