9. ところが、全体の上に王が立てられています。 もしその王が、国のために何もかもささげ尽くした王なら、どんなにすばらしいことでしょう。 そうした人物だけが、国を混乱から救えます。
10. 金銭を愛する者は、決してこれで満足だということがありません。金さえあれば幸せだという考えは、なんとばかげていることでしょう。
11. 収入が多くなれば、それにつれて支出も多くなります。 だから、金銭にどんな利益があるのでしょう。 指の間から漏れるのを見るのが、関の山です。
12. 汗水流して働く人は、食事の多少にかかわらず、ぐっすり眠ります。 しかし、金満家は不安につきまとわれ、不眠症に悩まされます。
15. 投機に手を出す者は、すぐさま、無一文の振り出しに戻ります。