伝道の書 2:1-2-3 リビングバイブル (JLB)

1-2. それで「よーし、愉快にやろう。 思うぞんぶん楽しむことだ」と、ひそかに思いました。 ところが、こうした生き方も実にくだらないことがわかりました。 寝ても覚めても笑っていたら、頭がおかしくなったと思われます。 それが何の得になるのでしょう。

3.  いろいろやってみてから、私は知恵を探求し続ける一方で、酒を飲んでみようと思いました。次に、もう一度考えを変えて、ばかになりきることにしました。 普通にいう幸福も味わってみよう、と思ったからです。

13-14. それは、こういうことです。 光が暗やみより良いように、知恵は無知よりはるかに価値があります。 りこうな人は物事を正しく判断しますが、頭の悪い人は、先のことがわかりません。 ところが私は、りこうな人にも頭の悪い人にも共通点があることに気づきました。 

20-23. こうして、満足感を与えてくれると考えていた労苦にも愛想をつかし、見切りをつけました。 たとい、生涯かけて知恵や知識や技術を追求しても、せっかく手に入れたものを全部、何もしないでぬくぬくとしていた者に、譲るはめになるのです。 彼が、私の汗の結晶をさらっていくのです。 不公平を通り越して、ばかばかしいことです。 どれほど必死に働いても、何の役にも立ちません。 あるものと言えば、悲しみと悩みに押しつぶされそうな、心の休まらない日々と、眠れない夜です。 全くばかばかしい話ではありませんか。

24-26. そこで私は、食べたり飲んだりすることと、仕事を楽しむこと以外に生きがいはない、と判断しました。 しかも、このような楽しみさえ神様の御手から来るとわかったのです。 というのも、神様のお世話にならなければ、だれも食べたり楽しんだりはできないからです。 神様は、おこころにかなった者に知恵、知識、喜びをお与えになります。 ところが、罪人が金持ちになると、その財産を取り上げ、おこころにかなった者に分けてやるのです。 ここにも、風をつかむようなばかばかしさの一例があります。

伝道の書 2