5. 世の中の移り変わりに注意していると、もう一つの悪が目につきました。 王や支配者のことです。
6. ばか者に大きな権威が与えられているのに、りこうな人で、当然と思える社会的地位さえ与えられていない人を知っています。
7. また、召使が馬上でふんぞり返り、君主が召使のように歩いている姿も見ました。
10. 斧の切れ味が悪くなると、力ばかりいるようになります。 そんな時には、頭を働かせて刃をとぐことです。
11. 馬が盗まれてから馬小屋に鍵をかけても、あとの祭りです。
14. ばか者は将来について何でも知っているふりをして、事細かに話して聞かせます。 しかし、これから起こることは、だれにもわからないのです。
15. ばか者はちょっとした仕事にも動揺するので、ごくささいなことにも力を出せません。
18. 怠けていると、天井から雨がもり、たるきが腐ってきます。
19. パーティーは笑いを、ぶどう酒は幸福感を、金はいっさいのものを与えます。
20. たとい心の中であっても、王をのろってはいけません。 金持ちをのろってもいけません。 小鳥が彼らに、あなたがどんなことを言ったかを告げるからです。