伝道の書 1:1-16-18 リビングバイブル (JLB)

1.  ダビデ王の子で、エルサレムに住み、「伝道者」と呼ばれたソロモンの教訓。

12-15. 伝道者である私は、イスラエルの王で、エルサレムに住んでいました。 私は宇宙のあらゆることを理解しようと、全力を注ぎました。 その結果、神様が人間への分け前としてお与えになったものは、決して楽しいものでないことがわかりました。 それはみな、ばかばかしく、風を追うように空しいものです。 まちがいは直せません。 覆水盆に返らず、です。 以前あったかもしれないものを考えてみたところで、何の役に立つでしょう。

16-18. 私は自分に言い聞かせました。 「これまでのエルサレムのどの王より、いろんな勉強もした。 どの王より知恵や知識を得た。」 私はりこうになろうと、一生懸命に努力しました。 ところが、今ではそんな努力さえ、風をつかまえるようだとわかったのです。 りこうになればなるほど、悲しみも増えるからです。 知識を増すことは、悩みを増すことにほかなりません。

伝道の書 1