ローマ人への手紙 2:4-19 リビングバイブル (JLB)

4. 神様がどれだけ忍耐しておられるか、わからないのですか。 それとも、そんなことは気にもかけないのですか。 神様があなたを罰しもせず、長いあいだ待っていてくださったのは、罪から離れるのに必要な時間を与えるためでした。 それがわからないのですか。 神様のやさしい思いやりは、あなたを悔い改めに導くためのものです。

5. ところが、どうでしょう。 あなたは耳を貸そうともしません。 強情をはり、罪から離れようともしません。 こうして、恐ろしい刑罰をどんどん積み上げているのです。 なぜなら、神様が裁判官として立ち、すべての人を正しくさばかれる、御怒りの日が近づいているからです。 

6. 神様は、一人一人に、その行ないにふさわしい報いをお与えになります。 

7. 神様の喜ばれることを忍耐強く行ない、目には見えなくても、神様が与えようとしておられる栄光と栄誉と永遠のいのちとを求める人には、それが与えられるのです。 

8. けれども、神様の真理に逆らい、不正な道を歩む人には、恐ろしい罰が下ります。 神様の怒りは、そのような人々に注がれるのです。 

9. 罪を犯し続ける人には、ユダヤ人にも外国人にも、同じように悲しみと苦しみが降りかかります。 

10. 反対に、神様に従う人には、だれであっても、神様からの栄光と栄誉と平安とがあります。 

11. なぜなら、神様はすべての人を公平に扱われるからです。

16. 神様のご命令によって、キリスト・イエスが、すべての人の心の奥底に潜む思いや動機をさばかれる日が、必ず来ます。 このことは、私が伝えている神様の偉大なご計画の一部です。

17. あなたは、自分はユダヤ人だと称し、「ユダヤ人には神様のおきてが与えられているのだから、私と神様との間は万事うまくいっている」と考え、「私たちは神様と特別親しい関係だ」と自慢しています。 

18. 確かにあなたは、神様が何を求めておられるかを知っています。また、小さい時からずっと、神様のおきてを教えられてきたので、善悪の区別を知り、正しいほうに賛成しています。 

19. 自分は神様のもとへ行く道をよく知っているから、それを目の見えない人に示すことができる、と思っています。 まるで、暗やみで道に迷った人々を神様のもとに導く燈台の光であるかのように考えています。 

ローマ人への手紙 2