ローマ人への手紙 2:18-28 リビングバイブル (JLB)

18. 確かにあなたは、神様が何を求めておられるかを知っています。また、小さい時からずっと、神様のおきてを教えられてきたので、善悪の区別を知り、正しいほうに賛成しています。 

19. 自分は神様のもとへ行く道をよく知っているから、それを目の見えない人に示すことができる、と思っています。 まるで、暗やみで道に迷った人々を神様のもとに導く燈台の光であるかのように考えています。 

20. すべての知識と真理に満ちた神様のおきてを知っている自分には、愚かな人人を導き、子供たちにさえ神様のことを教える資格があると思い込んでいます。

21. そうです。 あなたは人を教えています。 そのくせ、なぜ自分を教えないのですか。 人には「盗むな」と説きながら、なぜ盗むのですか。 

22. 「姦淫は悪いことだ」と言いながら、なぜ姦淫するのですか。 あなたは、「偶像に祈ってはいけない」と言いながら、自分では、お金を神としています。

23. あなたは、神様のおきてを知っていると自慢しながら、おきてを破って、神様の名誉を汚しているのです。 

24. 「あなたがたのゆえに、世の人々は神様をけなす」と旧約聖書に書いてありますが、まさにそのとおりです。

25. もしあなたが神様のおきてに従っているなら、ユダヤ人であることにいくらかの価値はあるでしょう。 しかし、もし従っていないなら、外国人よりすぐれたところはありません。 

26. たとい外国人でも、神様のおきてに従うなら、神様はユダヤ人に与えようと計画しておられたすべての特権と栄誉を、お与えになるのではないでしょうか。

27. 事実、そのような外国人は、ユダヤ人のあなたより、はるかにすぐれていることになります。 あなたは神様について多くのことを知っており、神様の約束をいただいていながら、そのおきてに従わないからです。

28. ユダヤ人の両親から生まれたとか、ユダヤ人と認められるための儀式である割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けたとかいうだけでは、真のユダヤ人とは言えません。 

ローマ人への手紙 2