6. こう言うと、アロンと息子たちを呼び寄せ、彼らの体を水で洗い、
7. アロンには特製の上着、飾り帯、青地の長い式服を着せ、美しく織った帯でエポデをつけさせました。
8. 次は胸当てです。 その袋にはウリムとトンミム〔神意をうかがう一種のくじ〕を入れました。
9. ターバンをかぶらせ、神様に特別に選ばれた者であることを表わす金のプレートを、正面につけさせました。 神様に命じられたとおりです。
15-16. モーセが牛を殺しました。 モーセはその血を指につけ、祭壇の四本の角に塗って祭壇をきよめ、残りの血は祭壇の土台に注ぎました。 こうして、祭壇を神聖なものとし、きよい儀式に使えるようにしたのです。 次に、内臓をおおう脂肪、胆のう、二つの腎臓とその脂肪を祭壇で焼きました。
17. いけにえの死体は、皮も肉も糞も、野営地の外で焼き捨てました。 神様に命じられたとおりです。
18. 次にモーセは、完全に焼き尽くすいけにえとして雄羊をささげました。 アロンと息子たちがその頭に手を置き、
19. モーセが殺して血を祭壇の回りに振りかけました。
20. 死体は四肢に切り分け、まず頭と脂肪をいっしょに焼きます。
21. 内臓と足は水洗いし、祭壇で焼きます。 こうして全部を神様の前で焼き尽くすのです。 これが、神様の大好きな完全に焼き尽くすいけにえです。 モーセは、何もかも神様の命令どおりきちんと行ないました。
22. それからモーセは、もう一頭の任命式用の雄羊を引いて来ました。 まず、アロンと息子たちがその頭に手を置きます。
23. モーセは雄羊を殺し、その血をアロンの右の耳たぶと手足の右の親指に塗ります。
24. 続いて、アロンの息子たちにも同じようにします。 残りの血は祭壇の回りに振りかけました。
25. 次に、背骨に沿ってついている脂肪と内臓をおおう脂肪、胆のう、二つの腎臓とその脂肪、右のももなどを取りました。
26. その上に、神様の前のかごから、イースト菌抜きのパンと、油を入れて焼いたパンを一個ずつ、それに、オリーブ油を塗ったせんべい一枚を取り出して載せました。
27. それを全部、アロンと息子たちの手に載せ、祭壇の前で揺り動かして神様にささげさせたのです。
28. モーセはそれをもう一度もらい受け、完全に焼き尽くすいけにえといっしょに、祭壇で焼きました。 これが祭司任命のいけにえで、神様の大好きなささげ物です。
29. このあとモーセは、胸の部分を祭壇の前で揺り動かして神様にささげました。 これはモーセがもらう分です。 すべて神様に命じられたとおりです。
30. 続いてモーセは、注ぎの油と祭壇に振りかけた血を取り、アロンとその衣服、息子たちとその衣服に振りかけました。 アロンと息子たち、およびその衣服を、神様の用にささげるためです。
31. モーセは、アロンと息子たちとに言いました。 「教えたとおり、天幕の入口で肉を煮て、任命式用のかごに入っているパンといっしょに食べなさい。
32. 残った肉やパンは焼き捨てなさい。」
33. また、七日間は天幕の入口を離れないようにと命じました。 祭司の任命には七日を要するからです。
34. さらにモーセは、その日の儀式はすべて、神様が命じたとおりだと言いました。
35. そして最後にもう一度、七日間は昼も夜も天幕の入口を離れてはならないこと、もし離れたら必ず死ぬと言われたことを告げました。
36. アロンと息子たちは、神様がモーセに命じたことをみな行ないました。