4-5. 季節ごとに、きちんと雨を降らせ、豊作をもたらす。 麦の脱穀はぶどうの時期までかかり、ぶどうの取り入れは次の種まきの時まで続く。 何不自由なく安心して暮らせるだろう。
32. 国はすっかり荒れ果て、代わって住みついた敵でさえ、あまりのひどさに驚き恐れるだろう。
33. おまえたちは散り散りに外国へ逃げ、そこでも行く先々で戦いに敗れる。 国はすっかり荒れ果て、町々は廃墟と化す。
34-35. こうして、ようやく土地を休ませることができる。 おまえたちが利用できるだけ利用し尽くした土地を、敵の捕虜となっている間、ずっと休ませよう。 そうだ。 ゆっくり土地を休ませよう。 おまえたちが住んでいた時、七年ごとに一年の休みを与えなかった分を、まとめて取り戻すのだ。
36. 生き残った者は、捕虜や奴隷として遠い国へ連れて行かれる。 外国でおびえながら暮らすのだ。 風に舞う木の葉の音にもおびえ、剣で追い立てられるように逃げ惑う。 追いかけられもしないのに倒れる。
37. 戦いで弱気を起こし、敵前を逃げ惑うように、追いかけられもしないのに、力なく恐怖におののく。
38. あげくの果ては敵地であえない最期を遂げる。
39. 運よく生き残った者も、自分と先祖たちの犯した罪の重さに耐えきれず、見る影もなくやつれ果てるのだ。
40-41. しかし最後には、自分たちの裏切りを認める。 苦しい思いをするのも、元はと言えば、わたしに反抗したからだ。 それで、わたしも黙ってはおらず、敵の手に渡した。 だが、悪かったと反省し、素直に罰を受けるなら、
42. アブラハム、イサク、ヤコブと結んだ契約を思い出し、荒れ果てたイスラエルを、もう一度心に留めよう。
43. その間に国土は十分に地力を回復する。 一方、国民は神の法律を犯し、定めを軽んじた罰を素直に受ける気になる。