30. おまえたちが偶像を拝む、山の祭壇を打ちこわし、香の祭壇を切り倒す。 偶像に混じって、おまえたちの死体がごろごろ転がり、腐れ果てていくのを黙って眺めよう。 おまえたちが大きらいになる。
31. 町々を廃墟にし、礼拝所は打ちこわす。 ささげ物でなだめようとしても、ふだんは大好きな香りさえ、嗅ぐ気もしない。
32. 国はすっかり荒れ果て、代わって住みついた敵でさえ、あまりのひどさに驚き恐れるだろう。
33. おまえたちは散り散りに外国へ逃げ、そこでも行く先々で戦いに敗れる。 国はすっかり荒れ果て、町々は廃墟と化す。
34-35. こうして、ようやく土地を休ませることができる。 おまえたちが利用できるだけ利用し尽くした土地を、敵の捕虜となっている間、ずっと休ませよう。 そうだ。 ゆっくり土地を休ませよう。 おまえたちが住んでいた時、七年ごとに一年の休みを与えなかった分を、まとめて取り戻すのだ。
36. 生き残った者は、捕虜や奴隷として遠い国へ連れて行かれる。 外国でおびえながら暮らすのだ。 風に舞う木の葉の音にもおびえ、剣で追い立てられるように逃げ惑う。 追いかけられもしないのに倒れる。
37. 戦いで弱気を起こし、敵前を逃げ惑うように、追いかけられもしないのに、力なく恐怖におののく。