3. この祭りは安息日とは別のものだ。 毎週七日目は仕事を休み、集まるのは礼拝のためだけで、あとは家で静かに過ごす。 この安息日は、どこにいても守らなければならない。
4. 毎年行なう聖なる祭りには、次のようなものがある。
5. まず過越の祭り。 これは三月末(ユダヤ暦では一月十四日)に祝う。
6. 次は種なしパンの祭り。 この祭りは過越の祭りの翌日から一週間、イースト菌を入れないパンを食べて祝う。
7. 初日には、ふだんの仕事はすべて休み、礼拝に集まる。
8. 七日目も同じだ。 そのあいだ毎日、火で焼くささげ物を神にささげる。
26-27. 全国民の罪を償う日はその九日後だ。 全国民が神の前に集まり、めいめいの犯した罪を悔い、火で焼くいけにえをささげる。
28. その日は、どんな仕事もしてはならない。 神の前で罪の償いをする特別な日だからだ。
29. その日一日、罪を悔い改めて過ごさないような者は、イスラエルから追放され、
30-31. その日に仕事をするような者は、死刑になる。 これはイスラエルの永遠の法律だ。
32. その日は神聖な安息日だから、神の前で謙そんに罪を悔い改めなさい。 前日の夕方から、当日の夕方までまる一日、身を慎んで過ごすのだ。
33-34. 仮庵の祭り。さらに五日後の九月二十九日(ユダヤ暦では七月十五日)からは、神の前に七日間の仮庵の祭りを祝う。
35. 初日は全国民が仕事を休み、聖なる集会を開く。
36. 祭りの七日間は毎日、火で焼くいけにえを神にささげる。 八日目にもう一度、全国民の聖なる集会を開く。 その日も火で焼くささげ物をささげる。 仕事はすべて休み、楽しく祝うのだ。
37. 以上が毎年祝う祭りだ。 その時は、全国民が聖なる集会を開き、火で焼くいけにえをささげる。
38. この祭りは毎週の安息日とは別だ。 いけにえも、ふだんのものや誓願のためのものとは別のものをささげる。
39. 収穫の終わる時期にあたる九月二十九日から、神の前で、この七日間の祭りを祝う。 祭りの初日と最終日は神聖な休息の日だ。
40. 初日に、実のついた果物の木の大枝と、なつめやしの木の葉、川べりにある柳などの葉の茂った大枝を持って来て〔仮小屋を作り〕、神の前で七日間、共に喜び合う。
41. この祭りを祝うことは永遠の法律だ。
42. イスラエルで生まれた者はみな、この七日間を仮小屋で過ごす。
43. わたしがエジプトからおまえたちを救い出し、仮小屋に住ませたことを、永遠に忘れないためだ。 わたしはおまえたちの神だ。」
44. モーセは人々に、これらの祭りを毎年かかさず守るよう教えました。