4. 食用にできる鳥を生きたままで二羽、杉の木、赤い糸、ヒソプの枝を持って来させる。 治った者のきよめの儀式をするのだ。
5. 祭司は、二羽のうち一羽を土器に入れた湧き水の上で殺すよう命じる。
6. 生きているほうの鳥を、杉の木、赤い糸、ヒソプの枝といっしょにその血につける。
7. 次にらい病が治った者にその血を七度ふりかけ、病気は治ったと宣告する。 そのあと、生きているほうの鳥を野に放す。
8. 治った者は衣服を洗い、毛を全部そり落とし、体を洗う。 こうしてから、野営地に戻り、普通の生活をする。 ただし初めの七日間は、テントに入ってはならない。
9. 七日目にもう一度、髪も、ひげも、まゆも全部そり落とし、衣服と体を洗う。 これで、完全にらい病が治ったと宣告されるのだ。
37-38. 家の壁に、緑あるいは赤みがかったしまがあり、表面だけでなく中まで及んでいるようだったら、七日間その家を閉鎖する。
39. 七日目にもう一度調べ、しまが壁に広がっていたら、
40. その部分を取りこわすよう命じる。 取り除いた石は町の外の汚れた場所に捨てる。
41. それから壁の内側をすっかり削り落とし、町の外の汚れた場所に捨てる。
42. 代わりに新しい石を入れ、新しいモルタルを塗る。
43. それでも、また、しまが現われたら、
44. 祭司が確かめる。 しまが広がっているのがはっきりすれば、らい病にまちがいない。 その家は汚れている。
45. すぐ取りこわさせなさい。 石も材木もモルタルも全部、町の外の汚れた場所に運び出す。
46. 閉鎖中の家に入った者は、夕方まで汚れる。
47. その家で休んだり食事したりした者は、衣服を洗わなければならない。
48. 祭司がもう一度見に来た時、塗り替えた壁にしまが広がっていなければ、その家はきよめられ、らい病は去ったと宣告する。