10. また、マフロンの未亡人でモアブ人のルツをも、妻として譲り受けることになります。 ルツの産む子供は亡くなった夫の家名を継ぐことができるのです。 このことの証人になっていただけますな。」
11. すると、その場に居合わせた人々は、証人とともに答えました。「喜んで証人となりましょう。 どうか神様が、あなたが迎えなさる婦人に、イスラエル国民の母ラケルとレアのように、子供を大ぜいお授けくださるように。 またあなたも、ベツレヘムで大いに栄えなさるように。
12. その昔、神様はわれらの先祖ペレツを、タマルをとおしてユダにお与えくださいました。 同じように、あなたもこの若い婦人をとおして子供を授かり、末長く繁栄されますように。」
13. こうしてボアズはルツと結婚し、まもなく彼女は男の子を授かりました。
14. 女たちはナオミに言いました。 「よかったわね。 神様がこんなにかわいいお孫さんを授けてくださるなんて。 きっと有名におなりだわ。 将来が楽しみね。
15. おかげで、あんたは若返り、老後の心配もありゃしない。 なにしろ、あんなに母親思いのお嫁さんから生まれた子供なんだもの。 全くあの女には、息子が七人そろってもかなわないわよ。」