1. その後しばらくして、イエスはガリラヤの町や村を回り、神のすばらしい知らせを伝え始められました。 十二人の弟子も同行しました。
2. イエスに悪霊を追い出してもらったり、病気を治してもらったりした女たちもいっしょでした。 この中には、七つの悪霊を追い出してもらったマグダラのマリヤや、
3. ヘロデ王の執事クーザの妻ヨハンナ、スザンナをはじめ、財産を投げ出して、イエスや弟子たちの世話をする大ぜいの婦人がいました。
4. ある日、話を聞こうと、大ぜいの群衆が町々村々から押しかけたので、イエスはこんなたとえ話をなさいました。
5. 「一人の農夫が、種まきをしようと畑に出かけました。 種をまいているうちに、ある種は道ばたに落ちて、踏みつけられ、そのうち鳥が来て食べてしまいました。
6. 土の浅い石地に落ちた種もありました。 それは芽を出したのですが、水分が足りないので、すぐ枯れてしまいました。
43-44. 途中で、一人の女が、いやされたい一心で、うしろからイエスにさわりました。 十二年もの間、出血の止まらない病気に悩まされ、どうしても治らなかったからです。 ところが、イエスの着物のふさにさわったとたん、出血は止まりました。