ルカによる福音書 24:32-45 リビングバイブル (JLB)

32.  二人はあっけにとられながらも、「そう言えば、あの方が歩きながら語りかけてくださった時も、聖書のことばを説明してくださった時も、不思議なほど心が燃えたなあ」と言い合いました。 

33-34. そして、すぐエルサレムへ取って返しました。 戻ってみると、十一人の弟子たちやほかの弟子たちが迎え、「主は、ほんとうに復活されたんだよ。 ペテロがお会いしたんだからまちがいない」と話すではありませんか。

35.  そこで二人も、エマオへ行く途中イエスと出会ったことや、パンをちぎられた時に、はっきりイエスだとわかったことなどを事細かに話しました。 

36. ところが、この話の最中に、突然イエスが現われ、みんなの真ん中に立って、あいさつされました。 

37. それなのに、だれもかれも幽霊を見ているのだと勘違いし、ぶるぶる震えています。

38.  「なぜそんなに驚くのですか。 どうしてそんなに疑うのですか。 

39. さあ、この手を、この足を、よくごらんなさい。 わたしにまちがいないでしょう。 さあ、さわってみなさい。 これでも幽霊でしょうか。 幽霊だったら、体などないはずです。」 

40. イエスはこう言いながら、手を差し出して釘の跡をお見せになり、また足の傷もお示しになりました。

41.  弟子たちは、うれしいにはうれしいのですが、まだ半信半疑です。心を決めかねて、ぼう然と突っ立っていました。 それでイエスは、「何か食べ物がありますか」とお尋ねになりました。

42.  焼き魚を一切れ差し上げると、 

43. イエスはみんなの見ている前で召し上がりました。

44.  「以前、いっしょにいた時、モーセや預言者の書いたこと、それに聖書(旧約)の詩篇にあることはみな、必ずそのとおりになると話して聞かせたはずです。 忘れてしまったのですか。」 

45. イエスが弟子たちの心の目を開かれたので、彼らにも、やっと納得がいきました。 

ルカによる福音書 24