ルカによる福音書 18:34-41 リビングバイブル (JLB)

4-5. 裁判官はしばらくの間は、相手にもしませんでしたが、あまりのしつこさに、とうとう我慢できなくなりました。 彼は心の中でこう考えました。 『わしは神様だろうが人間様だろうが、ちっともこわくなんかない。 だが、あの女ときたひにゃ、うるさくてかなわん。 しかたがない。 裁判をしてやることにしよう。 そうすりゃあ、もう、わずらわしい思いをしなくてすむだろう。』」

34.  ところが弟子たちには、イエスの言われることが、さっぱりわかりません。 「先生はきっと、なぞをかけておられるのだろう」としか考えられませんでした。

35.  ほどなくエリコという所で、盲人が一人、道ばたに座り込み、通りがかりの人に物ごいをしていました。 

36. 大ぜいの人があわただしく通り過ぎ、あたりの様子も、何だかざわついてきました。 いったいどうしたのでしょう。 不思議に思った盲人は、そばにいた人をつかまえて尋ねました。 

37. すると、ナザレのイエスのお通りだと言うではありませんか。 

38. 盲人は、この時とばかり大声で叫びだしました。 「イエス様ーっ! ダビデ王の子よ! どうぞお助けを!」

39.  イエスの前を進んで来た人たちが、黙らせようとしましたが、そうすればするほど、ますます大声でわめき立てます。 「ダビデ王の子よ! お助けを!」

40.  その時、イエスはそばまで来て、つと足を止め、「あの人を連れて来なさい」と言われました。 

41. それから、彼にお尋ねになりました。 「どうしてほしいのですか。」「見えるようになりたいんです!」

ルカによる福音書 18