ルカによる福音書 18:1-12 リビングバイブル (JLB)

1.  ある日、イエスは弟子たちに、いつでも祈り、また答えられるまで祈り続けることを教えようと、一つのたとえ話をなさいました。

2.  「ある町に、少しも神を恐れず、人を人とも思わない裁判官がいました。 

3. 同じ町に住む一人の未亡人が、たびたび、この裁判官のところへ押しかけ、『訴えられて困っています。 どうかお力添えを』と願い出ました。 

6.  主は続けて言われました。「このように、悪徳裁判官でさえ音を上げてしまうのなら、 

7. まして神は、昼も夜もひたすら訴え続ける信者たちを、必ず正しく取り扱ってくださるはずでしょう。 そうは思いませんか。 

8. 神はすぐに答えてくださるのです。 ただ問題は、メシヤ(救い主)のわたしが帰って来る時、いったいどれだけの人が信仰を持って祈り続けているかです。」

9.  それから、自分の美徳を鼻にかけ、他人を軽べつする人たちに、こんな話をなさいました。

10.  「二人の男が祈るために神殿へ行きました。 一人は自尊心が強く、あくまでも自分を正しいと主張するパリサイ人、もう一人は、人のお金をだまし取る取税人でした。 

11. 高慢なパリサイ人は、胸を張って祈りました。 『神様。 ありがとうございます。 私はほかの連中、特に、ここにいる取税人のような罪人ではありません。 人をだましたこともなければ、姦淫したこともありません。 

12. 一週間に二回は必ず断食し、全収入の十分の一もきちんと献金しています。』

ルカによる福音書 18