2. これら小さい者の心を傷つける者は、首に大きな石をくくりつけられて、海に投げ込まれるほうが、よっぽどましです。
3. いいですか。 友達が罪を犯したら、注意してあげなさい。 そして悔い改めたら、赦してあげなさい。
4. あなたに対して日に七度罪を犯しても、そのたびに『悪かった。 赦してくれ』とあやまるなら、赦してあげなさい。」からし種ほどの信仰
5. ある日、使徒たちが主に、「もっと信仰が強くなりたいんですが、どうしたらいいでしょう」と尋ねました。
6. イエスのお答えはこうでした。「ほら、あそこに桑の木があるでしょう。 小さな、からしの種ほどの信仰でもあれば、あの木を根こそぎ海の中へ投げ込むことぐらい、ぞうさもないことです。 そう命令しさえすれば、たちまちそのとおりになります。
15-16. その中の一人が、イエスのところに引き返し、足もとにひれ伏して、「ありがとうございます。 おっしゃるとおり、すっかりよくなりました。 神様に栄光がありますように」と言いました。 実はこの人は、ユダヤ人から軽べつされていたサマリヤ人でした。
17. 「はて、十人全部を治したはずだが……、ほかの九人はどうしたのか。
18. 神を賛美するために帰って来たのが、この外国人だけとは……。」
19. こうおっしゃってから、イエスはその男に、「さあ、立ってお帰りなさい。 あなたの信仰があなたを治したのです」と言われました。準備をして待て
20. ある日、パリサイ人たちがイエスに尋ねました。 「神の国はいったい、いつ来るのですか。」「神の国は、目に見える形では来ません。
21. 『ここに来た』とか、『あそこに来た』とか言えないのです。 はっきり言いましょう。 神の国は、あなたがたの中にあるのです。」
22. そのあとで、イエスは神の国についてもう一度、弟子たちにお話しになりました。「まもなく、一日でいいからいっしょにいたいと願っても、わたしはもうここにはいない、という日が来ます。
23. その時にはまた、『イエス様は帰って来られた。 ここにおられるぞ』とか、『いや、あそこだ』というふうに、情報が乱れ飛ぶでしょう。 そんなうわさを信じたり、彼らのしり馬に乗ってあとを追いかけたりしてはいけません。
24. わたしが帰って来る時には、はっきりわかるからです。 ちょうど、いなずまが空の端から端までひらめき渡るように、一目瞭然なのです。
25. しかしその前に、わたしはひどい苦しみを受け、この国の人々全部から、つまはじきにされなければなりません。
26. わたしが帰って来る時、人々は、かつてのノアの時代のように、神のことなどには、まるで無関心でしょう。
27. ノアが箱舟に入り、洪水が押し寄せ、何もかも滅ぼし尽くすまで、人々は飲んだり、食べたり、結婚したりの、いつもと変わらない生活をしていました。
28. また、ロトの時代の人々とも、比べることができるでしょう。 当時も、人々はいつもと同じように、食べたり飲んだり、売ったり買ったり、植えたり建てたりの生活をしていましたが、
29. ロトがソドムの町を抜け出した日に、火と硫黄が天から雨あられと降り注ぎ、一人残らず滅ぼされてしまったのです。
30. わたしが再び来る時も同じです。 その瞬間まで、『すべてがいつものとおり』なのです。