ルカによる福音書 17:13-26 リビングバイブル (JLB)

13. 大声で、「イエス様ーっ! どうぞお助けを!」と叫びました。

14.  イエスはそちらに目をやり、「さあ、祭司のところへ行き、らい病が治ったことを見せてきなさい」と言われました。 そのとおり出かけて行くと、途中で、らい病はきれいに治りました。

15-16. その中の一人が、イエスのところに引き返し、足もとにひれ伏して、「ありがとうございます。 おっしゃるとおり、すっかりよくなりました。 神様に栄光がありますように」と言いました。 実はこの人は、ユダヤ人から軽べつされていたサマリヤ人でした。

17.  「はて、十人全部を治したはずだが……、ほかの九人はどうしたのか。 

18. 神を賛美するために帰って来たのが、この外国人だけとは……。」

19.  こうおっしゃってから、イエスはその男に、「さあ、立ってお帰りなさい。 あなたの信仰があなたを治したのです」と言われました。準備をして待て

20.  ある日、パリサイ人たちがイエスに尋ねました。 「神の国はいったい、いつ来るのですか。」「神の国は、目に見える形では来ません。 

21. 『ここに来た』とか、『あそこに来た』とか言えないのです。 はっきり言いましょう。 神の国は、あなたがたの中にあるのです。」

22.  そのあとで、イエスは神の国についてもう一度、弟子たちにお話しになりました。「まもなく、一日でいいからいっしょにいたいと願っても、わたしはもうここにはいない、という日が来ます。 

23. その時にはまた、『イエス様は帰って来られた。 ここにおられるぞ』とか、『いや、あそこだ』というふうに、情報が乱れ飛ぶでしょう。 そんなうわさを信じたり、彼らのしり馬に乗ってあとを追いかけたりしてはいけません。  

24. わたしが帰って来る時には、はっきりわかるからです。 ちょうど、いなずまが空の端から端までひらめき渡るように、一目瞭然なのです。 

25. しかしその前に、わたしはひどい苦しみを受け、この国の人々全部から、つまはじきにされなければなりません。

26.  わたしが帰って来る時、人々は、かつてのノアの時代のように、神のことなどには、まるで無関心でしょう。 

ルカによる福音書 17