ルカによる福音書 12:6-17 リビングバイブル (JLB)

6.  雀五羽はいったいいくらですか。 たったの百円ではありませんか。 こんな雀一羽でさえ、神はお見捨てにならないのです。 

7. それどころか、あなたがたの髪の毛の本数さえご存じなのです。 恐れることはありません。 あなたがたは、たくさんの雀より、はるかに価値があるのですから。

8.  次のことをはっきりさせておきましょう。 この地上で、わたしを友とはっきり認めるなら、メシヤ(救い主)のわたしも、神の使いの前で、確かにわたしの友だと認めます。 

9. だが、もし人前で、わたしを知らないと言うなら、わたしも神の使いの前で、こんな人は見覚えもないと言います。 

10. それでも、わたしに逆らうぐらいなら、何とか赦されます。 だが、聖霊に言い逆らう者は絶対に赦されないのです。

11.  裁判を受けるために、役人や会堂の権力者たちの前に引き出されても、どう釈明しようかなどと、くよくよ心配してはいけません。 

12. 聖霊が、時にかなったことばを教えてくださるからです。」

13.  その時、群衆の中から一人の男が叫びました。 「先生ーっ! どうぞ兄に、父の遺産を分けてくれるよう言ってください。」

14.  「はて、だれがわたしをそんなことの裁判官にしたのですか。」 

15. 続けてイエスは群衆に言われました。 「貪欲には、くれぐれも注意しなさい。 どんな物持ちでも、人のいのちは財産とは無関係なのですから。」

16.  そこで、たとえ話を一つなさいました。「ある金持ちが、良い作物のとれる肥えた畑を持っていました。 

17. 倉はいっぱいで、収穫物を全部納めきれないほどです。 あれこれ考えたあげく、うまいことを思いつきました。 

ルカによる福音書 12