ルカによる福音書 11:1-7 リビングバイブル (JLB)

1.  ある時、イエスは外で祈っておられました。 ちょうど祈り終えたところへ一人の弟子が来て、「主よ。 バプテスマのヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください」と願いました。

2.  そこでイエスがお教えになった祈りは、こうでした。「天のお父様。 あなたのきよい御名が、あがめられますように。あなたの御国がすぐに来ますように。

3.  私たちに日々必要な食物をお与えください。

4.  私たちの罪をお赦しください。私たちも、私たちに罪を犯した者を赦します。私たちを誘惑に会わせないでください。」

5-6. 祈りについての教えはまだ続きました。 それが、このたとえ話です。「真夜中に、どうしてもパンを三つ借りなければならなくなって、友達の家に駆けつけたとします。 戸をどんどんたたき、大声を張り上げて、『迷惑をかけてすまないけど、突然のお客でねえ。 あいにく、家には一切れのパンもないんだよ。 お願いだから貸してくれないか』と頼みます。 

7. 友達は何と答えるでしょう。 中から、『おいおい、かんべんしてくれよ。 いま何時だと思ってんだい。 戸じまりもしてしまったし、もうみんな寝てるんだ。 何も出してやれないよ』とどなり返すだけかもしれません。

37-38. 話が一段落したところで、あるパリサイ人が、イエスを食事に招待しました。 イエスは誘われるまま彼の家に行き、食卓に着かれました。 ところが、その時、なぜか手をお洗いになりません。 この儀式は、ユダヤでは必ず行なう習慣でしたので、家の主人は全く意外だという顔つきで、まじまじとイエスをながめました。

50-51. 今の時代に生きるあなたがたは、世界が造られてからずっと、すなわち、アベルが殺された時から、ザカリヤが神殿と祭壇との間で殺された時まで、神の預言者たちを殺し続けてきた責任を問われます。そうです。 確かにあなたがたには責任があるのです。

53-54. これには、パリサイ人や法律の専門家たちも頭にきました。 この時からです。 彼らがむずかしい質問を矢のようにあびせて、何とかイエスをわなにかけ、逮捕する口実を得ようとし始めたのは。神を恐れなさい

ルカによる福音書 11