5. 体にはうじがたかり、皮膚は黒ずんでいる。 肉はざくろのように口を開け、膿が流れている。
6. 望みもないまま、あっという間に一日一日が過ぎ去る。
7. わしのいのちは、はかない息のようで、良いものは何一つ残っていない。
8. わしを見ていられるのも長くはない。 もうじき、わしの死骸を見るようになるだろうよ。
9. 雲が散って消えるように、死んだ者は永久に戻らない。
10. 家族の前から永久に姿を隠し、再び顔を見せることもない。
11. 頼むから、わかってくれよ。 悩み苦しんでいるわしに、気がすむまで話させてくれ。
12. ああ神様、どうして私を放っておいてくださらないのですか。 私は化け物でしょうか。
15. こんな状態がいつまでも続くくらいなら、ひと思いに締め殺されたほうがましです。
16. もう生きていたくなんかありません。 お願いです、神様。 残り少ない日々を、私ひとりにしておいてください。
17. 人とは何者でしょう。 神様がわざわざ時間をかけて苦しめるだけの値打が、あるでしょうか。
18. 朝ごとに尋問し、一日中いじめ抜かなければ、気がすまないのですか。
19. せめてつばを吐く間だけでも、一人にしておいてください。
20. 人間の見張り役である神様。 私の罪がご気分を害したのですか。なぜ私を標的にし、とても生きてはいられないようにさせるのですか。
21. なぜ私の罪を赦し、除いてくださらないのですか。 私は今にも息絶える身ではありませんか。 神様がどこを捜しても、いなくなるのです。」