1. ヨブは神様に答えました。
2. 「神様はどんなことでもでき、しかも、だれも神様を制止できないことがわかりました。
3. 向こう見ずにも神の摂理を否定する者はだれか、とお尋ねですが、それはこの私です。 私は何もわかっていないことを口走り、及びもつかない不思議を論じていました。
4. 『わたしの言うことをよく聞け! おまえに質問するから、答えられたら答えてみろ』とのことでしたね。
5. 私には、こう申し上げるほかありません。 『神様のことはずっと前から聞いていましたが、今はこの目ではっきり見たのです。
6. つくづく自分にいや気がさしました。 私はちりと灰の中で悔い改めます。』」
7. 神様はヨブに語り終えたのち、テマン人エリファズにこう言いました。「おまえと二人の友人には、全く腹が立つ。 おまえたちがわたしについて言ったことは、わたしのしもべヨブほど正しくなかったからだ。
8. 今、若い雄牛七頭と雄羊七頭をヨブのところへ引いて行き、完全に焼き尽くすいけにえをささげてもらえ。 ヨブはおまえたちのために祈るだろう。 わたしは彼の祈りを聞き入れる。 ヨブについてまちがったことを言った罪のために、おまえたちを滅ぼしはしない。」
9. テマン人エリファズ、シュアハ人ビルダデ、それにナアマ人ツォファルは、命じられたとおりにしました。 神様はヨブの祈りをお聞きになりました。
13-14. そればかりか、息子が七人、娘が三人さずかりました。娘の名は、エミマ、ケツィア、ケレン・ハプクです。