2. 神様の声である雷の音を聞け。
3. それが天を渡って来ると、いなずまの閃光は四方八方に散る。
4. そのあとで、耳をつんざくような雷鳴がとどろく。 それは神様の威厳を告げ知らせるのだ。
5. 雷鳴は神様の声に栄光を添える。 神様の力の偉大さは測り知れない。
6. 神様が雪や夕立や豪雨を地上に降らせると、
7. すべての人は仕事の手を休め、神様の力を認める。
8. 野獣は岩間やほら穴に避難する。
9. 雨は南から、寒さは北から来る。
16-17. 雲は完全な調和をもって見事につり合っているし、南風が吹くと暑くなる。 いったいどうしてそうなるのか、わかっているんですか。
18. あなたは神様のように、途方もなく大きな空の鏡を張り広げることができるんですか。
19-20. 自分には知識があり余っていると考える人がいたら、神様に近づく方法を教えてもらいたいものだ。 われわれはあまりにも鈍く、何もわかっていないからだ。 ところで、そんな知識で神様に近づけるだろうか。 生きたまま立ち枯れになるのは、まっぴらごめんだ。
21. 風が雲を吹き払うと、まぶしくて、太陽をまともに見ることができないように、
22. 天の切れ間から差し込む、目のくらむような輝きを放つ神様の威厳を見つめることは、不可能だ。
23. 全能者の力を推し量ることはできない。 しかし、神様はこの上なく正しく、思いやりにあふれているので、われわれを滅ぼさない。
24. どこへ行っても、人々が神様を恐れるのは当然だ。 世界最高の頭脳も、神様には歯が立たないのだから!」