2-3. みだらな者に全能の神様が災いを下すことを知っているからだ。
13. 少しでも召使たちを不当にあしらったことがあったら、
14. 神様をまともに見ることなんかできるわけがない。 神様にそのことを問いただされたら、何とも答えようがない。
15. 神様はわしを造り、また召使たちをも造ったからだ。
16. わしが貧しい人を傷つけ、未亡人を泣かせたことがあるだろうか。
17. 腹をすかせた孤児に、食べ物を恵まなかったことがあるだろうか。
18. いつも、孤児を引き取って親身に世話し、わが子同様に育てた。
19-20. 寒さにこごえている者に着る物を与えず、その人を暖めるために羊の毛を刈らなかったことがあるだろうか。
21. 孤児をだしに使って、もうけたことがあるだろうか。
22. こんなことを一つでもしていたら、腕がつけ根からもぎ取られ、肩の骨がはずれてもかまわん!
23. こんなことをするくらいなら、世界でいちばん恐ろしい神様にさばかれるほうがましだ。 威厳のある神様を向こうに回したら、それこそ、一片の望みもなくなってしまう。
24. わしは金を頼りにしたことがあるだろうか。
25. 財産のあるなしを幸福の尺度にしたことがあるだろうか。
26. あるいは、空に輝く太陽を見、銀の道をそぞろ歩きする月を見て、
27. 心ひそかに魅せられ、手を合わせて拝んだことがあるだろうか。
28. こんな行為も、裁判にかけて罰せられるべきだ。 わしがこんなことをしたのなら、天の神様を否定したことになるからだ。