2-3. 「ああ、わしはなぜ生まれたのか! こんなことなら、いっそ生まれないほうがよかった!
16. 呼吸もせず、陽の光を見ることもない、死産だったらよかったのだ。
17. 死んでしまえば、悪者も人に迷惑をかけず、疲れきった者も憩う。
18. 囚人でさえ、彼らをのろう残忍な看守から解放される。
19. 死んでしまえば、金持ちも貧乏人もない。 奴隷でさえ、全く自由の身となる。
20-21. なぜ、悲惨な境遇に泣く者に、光といのちが与えられるのか。彼らは死にたくても死ねない。 人が食べ物や金のことで目の色を変えるように、ひたすら死にたがる。
22. 思いどおり死ねたら、どんなにほっとするだろう。