2. 「そろいもそろって、なんという連中だ。 困り果てているこのわしを、こんなにも励まし、助けてくれるとはなあ!
3. 思慮の足りないわしを、ご親切にも、いろいろ教え導いてくれた。
4. だがな、そんな才知あふれる猿知恵をどうやって思いついたのか、ぜひとも伺いたいものだな。
7. 神様は虚空に天を張り、奈落の底の上に地球をつるす。
8. 神様は雨を厚い雲に包み込むが、雲は裂けない。
9. また、雲で御座をおおい、
10. 海の境界線を決め、昼と夜の境目を設けた。
11. 神様がしかると、天の柱は大揺れにゆれる。
12. 神様の力によって、海は鏡のような凪となる。 全く、神様は海の高ぶりを打ち砕く名人だ!
13. 天は神の御霊によって美しく晴れ渡る。 神様はまた、素早くはって逃げる蛇を刺し殺す。
14. こんなことは神様にすればほんの小手調べで、神様の力の序の口にすぎない。」