ヨブ記 24:6-20 リビングバイブル (JLB)

6. 彼らは野生のものを口に入れ、悪者のぶどう畑の取り残しにさえ手を出す。 

7. 寒中でも、着る物も上にかける物もないままで夜を過ごす。 

8. 山でにわか雨に会ってずぶ濡れになり、住む家もないので洞窟の中で生活する。

9.  悪者は父なし子を母親の乳房からもぎ取り、貧乏人に金や穀物を貸す前に、まずその赤ん坊を質草として取る。 

10. だから貧乏人は着物もなく、裸で歩き回り、すきっ腹をかかえて他人の食糧をかつぐ。 

11. オリーブ油を絞りながらも味見できず、ぶどうの実を踏みながらも、のどの渇きを訴える。 

12. 町の中から瀕死の病人のうめきが起こり、傷ついた者は助けを求めて叫ぶ。 しかし、神様は彼らの嘆きに耳を貸さない。

13.  悪者は光に反抗し、正義と善になじまない。 

16. 夜の闇にまぎれて家々に押し込み、昼間は高いびきをかく。 こんなにも光と無縁の者なのだ。 

17. 彼らには暗い夜が朝で、彼らは暗黒の恐怖と手を結ぶ。

18.  だが、彼らはあっという間に地上から姿を消す。 その持ち物はのろわれ、子供に財産を残せない。 

19. 雪が日照りと暑さで跡形もなく消えるように、罪人は死ぬと影も形もなくなる。 

20. 生みの親さえ彼らを忘れ、うじが寄ってたかって彼らを食い尽くす。 二度と人の話題にのぼらない。 悪人は、もろに嵐を受けた木のようにへし折られる。 

ヨブ記 24