ヨブ記 24:11-22-23 リビングバイブル (JLB)

11. オリーブ油を絞りながらも味見できず、ぶどうの実を踏みながらも、のどの渇きを訴える。 

12. 町の中から瀕死の病人のうめきが起こり、傷ついた者は助けを求めて叫ぶ。 しかし、神様は彼らの嘆きに耳を貸さない。

13.  悪者は光に反抗し、正義と善になじまない。 

14-15. 彼らは人殺しだ。 夜明けとともに起き、生活に追われる者を殺す。 夜になると盗賊と姦通者に早変わりし、『だれにも気づかれない時がきたぞ』とほくそ笑み、夕暮れを待ち受ける。 正体を見破られないように覆面をつけ、 

16. 夜の闇にまぎれて家々に押し込み、昼間は高いびきをかく。 こんなにも光と無縁の者なのだ。 

17. 彼らには暗い夜が朝で、彼らは暗黒の恐怖と手を結ぶ。

18.  だが、彼らはあっという間に地上から姿を消す。 その持ち物はのろわれ、子供に財産を残せない。 

19. 雪が日照りと暑さで跡形もなく消えるように、罪人は死ぬと影も形もなくなる。 

20. 生みの親さえ彼らを忘れ、うじが寄ってたかって彼らを食い尽くす。 二度と人の話題にのぼらない。 悪人は、もろに嵐を受けた木のようにへし折られる。 

21. 頼りになる子供のいない者を食い物にし、その日暮らしの未亡人を助けなかったからだ。

22-23. ところが、どうしたことだろう。 神様は金持ちを保護し、ほかの者は死ぬのに、彼らだけ長生きさせることがある。 彼らに自信と力を与え、何くれとなく面倒を見る。 

ヨブ記 24