1. ヨブの返事。
2. 「きょうは、ふんまんやる方ない。 いくらなんでも罰がきびしすぎる。
3. どこで会えるかがわかれば、さっそく御座へ行って神様と談判できるのだが。
6. 偉大な神様が、わしを鼻先であしらうだろうか。 むしろ、わしの言うことを聞いて同情するに違いない。
7. 正直で公平な者だけが神様と論じ合うことが許され、裁判官である神様によって無罪放免となる。
8. ところが、いくら神様を探してもむだだ。 あちこち尋ねても見つからない。
9. 北へ行っても見あたらず、南に向きを変えても、神様は姿をくらます。
10. だが神様は、わしの身に起こった一部始終をご存じだ。 調べてもらえばわかる。 神様は、わしが完全に潔白であると認めるはずだ。 そうだ、純金のように混じり気がないとな。
11. わしは神様の道から離れず、神様にくっついてきた。 一歩だって脇道にそれたことはない。
12. 神様の命令は三度の食事以上の楽しみだった。
13. とはいえ、神様のおこころが変わるはずはない。 神様の決めたことは、だれにもくつがえせない。 神様は、望みどおりのことを意のままに行なうからだ。